2014年5月28日水曜日

水の子どもたち

ウェイン・ショーター一押しの童話、水の子どもたちを読みました。


童話ってのが好きで、愛読書はミヒャエル・エンデの、特に「果てしない物語」なんですが、この水の子どもたちも良いですね!エンデに比べると結構直接的に道徳心や教訓を書いているので分かりやすいです。ま、その分ややこしいと言えなくもないですが。当時(1862年頃)の時代的な表現が多く、今日的に読むと時代にそぐわない表現もあるんですが、良い話ですね。

特に最後の「このイモリだって、愚かできたならしいやつではあるけれど、やっぱり水の子どもなのだ。」と言う一文を読むためにだけでも最後まで読破する意味があるように思う。とても大きい表現で、この物語のすべてを表しているような気がしてとっても好きな文です。

あらすじなんかは自分で上手く書ける気がしないので書きませんが、興味のある方はぜひ。今読んでみると子どもより大人の方が面白く感じるのかな?なんて思うのは自分が大人だからでしょうか。子どもが読んだ感想を聞きたい。

ちなみにこの話に出てくる「”世界の中心”と言う国」、その緯度の「南緯四二・二一度、東経一〇八・五六度」はオーストラリアの南西、海しかないところでした。

調べちゃった笑

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