2011年2月21日月曜日

La clase de tres cubano en la habana

キューバで3日間だけ習ったトレス。
と、言うか広くキューバ音楽全体を習ったような印象でした。


先生は素晴らしきエフライン・リオス氏。
トレスも頼んでおいて彼から買う事が出来ました。

彼が教えてくれたのは大きく二つ。
トレスのハーモニーや奏法の事とキューバのリズムの事。
私の演奏の録音を聴いてもらったりしたんですが、
聴いてまず「ギターとトレスは違うんだ」と(苦笑)
ま、当たり前っちゃ当たり前ですが混同していた私でした。
タッチの事、ハーモニーの事、スケール等のポジショニングの事等。
ギターとの違いやトレスならではの部分を色々と。

そしてキューバのリズムはホントにイチから。
日本では資料が少ないし、聴いて雰囲気を掴め!って風潮がかなり多いので
細かく聴きながら、弾きながら説明してくれたのは本当に良かったです。
色々なリズムの違いやシンコペーションの事等。
今まで靄がかかってたのが少し晴れた気分。
クラーベの事、クラーベに対するリズムの入り方の事。
それに対してトレスがどうアプローチしていくか。
そこから広くアンサンブルにまでアプローチ出来そうなヒントがたくさんあったし、
本当にタメになる内容でした。

このリズムに関しては後に上原さんと話しててもっと深まった部分もあり、
さらに理解が深まったのでした。

大事なのはクラーベ。
そして先人の音を良く聴く事。
トレスだけでなく、ピアノや他の楽器、音楽の音をトレスに持ち込もうとする事。
これには面白い事に、上原さんの師でもあるパンガ先生
(彼も私の演奏を聴いてくれた)にも
「クラーベを良く聴く事、そして古い音楽をたくさん聴いてください。
アイデアはすべて古いものの中にあります。」
と、言っていてやはり大事な所は同じなんだ、と思った次第。

ま、もちろんたった3日間のレッスンで上手くなるはずはないです。
ただ、ヒントはたくさん得る事が出来た。メンタルは強化できた。
あとはそれを消化して表現する事。フィジカルを強化ですね。

すべてはすぐに結果は出ないでしょう。
チョットズツ(パンガ氏に日本語で言われた笑)、積み重ねる事が大事。
ランニングもそうだけど、何事もいきなりは出来ませんね。
小さいながらも日々の努力、忍耐力、そして楽しむモチベーションの積み重ね。
焦らず、楽しみながらマイペースに確実に前に進んでいこうと思った次第です。

非常に内容の濃い、音楽だけでなく人間としても勉強出来た3日間でした。

2 件のコメント:

  1. ミユキータ2011年2月21日 23:33

    素晴らしい経験でしたね!!!
    3月のライブ期待してます。

    返信削除
  2. >ミユキータさん
    すぐは上手くなりませんが…
    3月のライブは楽しみにしててください!

    返信削除