今回もキューバントラディショナル、珠玉の名曲です。お楽しみに!
この手の古いアコースティックのキューバ音楽はある程度定番の進行や作曲家によって決まった型みたいなものがあるのでコードなんかを採るのはそんなに難しくないんですが、リズムを分析するのが大変な時があります。
クラーベって言うのは2小節(2-3または3-2)で1セットなので曲の途中で1小節でひっくり返る事はないわけです。で、2側や3側にそれぞれ特徴的なメロディーや伴奏のリズムって言うのがあるので、曲の中でクラベスが鳴っていなくてもある程度2-3か3-2かの判断ってのが出来るんですね。
しかし今回の曲は3-2で始まって、後半のモントゥーノは2-3のような気がするんだけど、曲は偶数小節のままで2-3には入れ替わってないんですよねぇ。まあ、絶対2-3!とまでは思わない(3-2っぽい部分もないわけではない)んですが、実際のところはどうなんだろうか。
困った事にキューバ音楽ってこういうのちょくちょくあるんですよ。
ただ、超名演と言われてる伝説のバンドの代表作なんかでも当時は一発録りだから普通にトレス奏者なんかが間違えて、それに合わせてクラベス奏者が途中でクラーベを叩き直してひっくり返っちゃったみたいなのはあるし笑、あとは考えてるのか考えていないのか、奇数小節のメロディーをそのままリピートして1回目と2回目のメロディーでクラーベが違う曲なんてのもあるし、厳格なようで結構適当なんだろうなぁ、なんて解釈してますけど。
キューバのトラディショナルの曲のリズム事情に詳しい方、会った時にでもどなたかご教授下さい笑
と、言うわけで6月4日の木曜日。ワイコデスカルガでお話しましょう!
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