久しぶりに新譜を買いました。しかも国内アーティスト。
Cornelius Mellow Waves
コーネリアス11年ぶりのアルバム!と聞いてこれは買わねば、となんとなく思ったんですよね。
はっきり言ってコーネリアスにそんなに詳しいわけではないのですが、私の世代にとってFANTASMAはほとんどバイブル(だと勝手に思ってる)だし、本当に良く聴いたアルバムなんですよ。
FANTASMAは調べたら1997年発売なんですね。もう20年前かー!当時既にギターに夢中だった私はブルースやブルースロック、そしてもちろんヤングギター系笑ハードロックやメタルなんかも聴いていて、それは当時も既に古い音楽だったわけですけど、その一方でリアルタイムの音楽もたくさん聴いていたわけです。
ブラー、オアシス、ビョーク、レディオヘッド、ベック(ハンセン)、ジャミロクワイ、RATM、KORN、リンプ、とかね。
中でも一番聴いたのはベックのOdelayと、ブラーのナース・アルバム、そしてコーネリアス・FANTASMAでした。
どれにも共通するのはなんとなく寂しげでクール、リリカルな世界だったのかなぁ。ビョークのホモジェニックも好きだけど、ビョークやビースティ、マッシヴアタックなんかよりもコーネリアスの方がコード感が強くて好みだったんだろうなぁ。レディオヘッドがKid Aを出すのは確かもう少しあとで、OK Computerは最高だったけど、私の周りでは私も含めてBendsの方が良いと言う評価だったし。
改めてFANTASMAも聴いているのですが、やはり凄いアルバム。これは本当に傑作だよなぁ。
そんなこんなでコーネリアスの新譜です。
いやー、久しぶりに新譜、しかも国内盤なんて何年ぶりだろ。でも直感に従って正解でしたよ。
コーネリアスはFANTASMAこそかなり聴いたけど他はほとんど聴いてなくて、フリッパーズ・ギターは多少聴いてたけど、なんとなく当時アイドル人気に感じて敬遠してた笑ので、そんなに詳しいわけではないのですよ。
でも、このMellow Waves、とても良いアルバムです。やっぱりコーネリアスのセンスと言うか雰囲気好きだなぁ。
上記の通りコーネリアスに関してはFANTASMAくらいしか聴いていないワタクシですが、比べてみるとだいぶ落ち着いてる感じ。で、センスが大人っぽくなったのかな。もちろんサンプリングとかものすごくて、ヘッドホンなんかで聴くとものすごい音像だったりするんですけど、でもより内省的でリリカルなさうになった気がする。
なのに、ギターだけがすごーく生々しいサウンドで、それがまたとても良いのです。小山田圭吾さん、聞けばもうレコーディングではアンプは使ってなくて、普通にiRigでライン録りらしいのですが、とても良いですね。
やっぱ使いようと言うか作り方次第だよなぁ。
以前より質感を重視したようなアルバムでとても良いです。他の作品も聴きたくなるなー。
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