2016年11月7日月曜日

ザ "ブルース" ホワイトアルバム。

ちょっと面白いCDをお借りしました。


The BLUES WHITE ALBUM

まあ、簡単に言うとビートルズの名盤、ホワイトアルバムの楽曲をブルース的にカバーした企画盤、ってなわけです。

2002年の発売らしいのですが、全然知らなかったなぁ。しかもテラークちいう名門から出てると言うね。

メンバーはラッキーピーターソンやチャーリーマッセルホワイト、クリスデュアーテと言った結構スーパーな人選なんだけど、2002年と言うことを考えると地味な印象ですよねぇ笑。ブルースブラザーズ2000の上映がたしか1999年だった事を考えると、当時まだB.B.Kingやジュニアウェルズは存命だったし、他にもココテイラーやアレサ、ボデイドリーなんかもいたわけで、白人にしたってクラプトンやジェフベックら超大物やジミーヴォーンとかだっていたんですけどね。まあ、大人の事情でしょうけど笑

そんな事はさておき、内容はとても良い感じ!ヤーブルースとか、ジェントリーウィープスみたいな、まあ、ブルースにしたって当然合うでしょ!みたいな予想の範囲内の楽曲はもちろん、そうでないような曲までちゃんとブルースしてて面白いですね。ブルースと言うか、エンターテイメントの本質を垣間見るようなアルバムで、とにかく聴いてて楽しいので素晴らしい。ギタリスト的にはやはりクリスデュアーテが数曲参加しているところは興味深く聴いてしまうのですが、そうでなくても素敵なアルバムです。

でもひとつ考えてしまうのは、ブルースってじゃあ何なの?って話ですよねぇ。

ブルーノート突っ込めばブルース?ネバネバと気怠く歌えばブルース?後ろ寄りで重ためのスネアの位置にすればブルース?

確かにこのアルバム素敵で、確かにブルースに聴こえるんですが、ブルースに聴こえるほど不思議な疑問の湧くアルバムなのでした。

でもいいアルバム!

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